この作品ではたぶん黒王という悪魔のような存在を倒すために、集められた過去の漂流物(ドリフターズ)という設定はあるはずなのだが、とにかくそこにあるのは各偉人たちの圧倒的な存在感というか、メチャクチャなキャラクターなのである。
エルフを虐殺する兵士たちに「首おいてけー!」と叫びながら斬りかかる豊久、エルフの畑に火をかけて「尊厳がなくとも飯が食えれば人は生きられる、飯がなくとも尊厳があれば人は耐えられる。
だが、両方なくなると もはや どうでもよくなる。何にでも頼る。
散々おれが一向一揆でヤられた手じゃもの 国をかっぱらうには一番の手よ。」とうそぶく信長。
何、この熱さ。
設定などさっぱり判らなくてもマンガとしての熱さがビンビンに伝わってくるのだ。
漫画 コミックPR